
「オリジナルの曲作りたいけど、自分じゃ音楽作れないなぁ。
誰か作れる人にクラウドソーシングで発注してみようかな。
どんなことに気をつければいいんだろう?」
このような疑問にお答えいたします。
どうも、お勉強ラッパーのCo.慶応(@Co_Keio)です。
YouTubeで長年にわたって、お勉強ラップ動画を投稿してきましたが、年内をもって、お勉強ラップ活動制限することにいたしました。
せっかくですので、これまで僕が培ったノウハウを共有して、曲の外部発注を検討している方の参考になればと思います。
それでは、見ていきましょう。
もくじ
クラウドソーシング使った音楽制作依頼のコツ
こちらの手順に沿って、解説していきたいと思います。
- 媒体選定のコツ
- 依頼方法のコツ
- 依頼者選定方法のコツ
- 制作の進め方のコツ
- 納品のコツ
媒体選定のコツ
そもそも”クラウドソーシング“とは?と感じる方もいるかもしれません。
簡単に言うと、曲制作の仕事をネット上で発注することです。
曲制作を依頼できる媒体はいくつもありますが、選定のコツはこちらです。
- 利用人数が多いこと
- 信用できる人と出会えること
この2つの観点から、僕は日本最大級のクラウドソーソングサービスである”クラウドワークス“を使っていました。
利用人数は、間違いなく日本最大級です。
音楽制作の依頼をあげれば、すぐに10人以上から応募が得られました。
またクラウドワークスアカウントで応募者の過去実績が確認できるので、ある程度信用できる人か否かを掴めます。
今では、本人確認機能なども実装されているので本人確認済の人に絞ったりするのもいいかもしれません。
クラウドワークスは手数料が高い一面もあるのですが、発注者側は払える金額を提示するだけなのであまりデメリットを感じませんでした…
受注者側はその金額の2割とか引かれるので、痛いと思います…
ご興味あれば、公式サイトご覧ください。
クラウドワークスと同じくらい有名で規模の大きいサービスが「ランサーズ」です。
WEBライター系が強いイメージがありますが、曲制作系の案件も結構見て取れるので、候補としてアリかと思います。
次いで、もっと気軽に頼めるサービスとして「ココナラ」もあります。
上記2つより、仕事感が薄まりフランクな感じの媒体です。

利用者が多いという点は同じように担保できると思いますが、”信用できる人”を見つけられるかは未知数です…というのも趣味の延長の世界観がある媒体なので、プロ意識が薄い人が多いかもしれません。
依頼方法のコツ
僕が使っていた依頼文です。
よかったら、ご参考にしてください。
内容:YouTube・ライブ等で披露する用に音源の制作を考えており、
音源の作成をやっていただける方を募集します。
費用:5000円(+税)
お仕事の詳細:
▽音源制作の目的・概要
ライブで披露する用のラップが乗せられるトラック制作です。(DTM)
▽重要視する点・経験
・音源制作を行ったことがある経験
・こちらの希望するイメージをもとに、コミュニケーションを通じて細かい作業をしていただける方
・オリジナル楽曲であること。
・サビに合わせてトラックを制作いただけること。
▽仕事の進め方
・詳細な音声イメージ(サビメロディ&イメージの近い楽曲)をお伝えした上で、適切に音源制作をしていただける方
▽曲のイメージ
・参考曲:●●●
・イメージ:〜〜〜
・BPM:●●●くらい。
▽注意事項
・曲は買取契約でお願いいたします。
・納品はインストデータおよびパラデータでお願いいたします。
・何度かやりとりしながら進めさせてください。
ご不明点や質問はお気軽にご相談ご相談ください。
音源をやっていただける方からのたくさんのご連絡・ご応募お待ちしております。
ご応募の際は、以下の質問に回答してください。
Q、過去の作ったこのあるトラックを参考としてリンクでご連携いただけないでしょうか?
ポイントは下記3点かと思います。
- 金額は約5千円から〜
- 自分の作りたい曲に近い参考曲を必ず伝える
- 過去作品の連携を依頼する
金額は約5千円から〜
5千円以上から依頼すれば、結構な方から応募が集まります。
テクノロジーの発達で、音楽は多くの人が作りやすくなったためかと思います。
本当はもっとお支払いしたかったんですが、僕の場合は毎回これ以上払うとドンドンマイナスになるので、この範囲で選ぶようにしていました。
※本格的な企業案件は、もっと予算を使ってよりハイクラスな制作を依頼していました。
本記事はあくまで、僕個人のYouTubeや音楽配信レベルでのコツになります。
参考曲の依頼
作り手は「ふわっとした依頼」はめちぇめちゃ困ります。
具体的な参考曲を必ず伝えてあげましょう。
過去作品の連携
これをいただかないと判断ができません。
必ず何か聞けるものをもらいましょう。
依頼者選定方法のコツ
基本的に、過去作品聞いて「いいなぁ」と思った人で良いのですが、個人的に下記3点を少し気にしていました。
- ビート(ドラム音)や音色がショボくないか?
- 著作権的に本当に大丈夫か?
- 信用できる方か?
ビート(ドラム音)や音色がショボくないか?
ラップ的にはビートは重要。
重きを置いていない方だと、結構チャッちく聞こえるので、ビートや音色は気持ちが乗るようなものを選ばせていただいてました。
著作権的に本当に大丈夫か?
個人への依頼で一番怖いのはここですね。
さすがに打ち込みでオリジナルで作ってもらわないとYouTubeの機能的にも排除されてしまうので、ここも気にしていました。
信用できる方か?
作品以上に重要なのは実は「信頼」です。
依頼内容に即して返信していただけない方など多数います。
返信のレスポンスが遅い方もいます。
当たり前なことなのですが、スピーディーに気持ち良く制作していける方を選ばせていただきました^^
こういう応募でも10件近く連絡来たりするので、みなさんの過去作品を聞いてる時はとても楽しかったです^^
逆に依頼できない9人の方断るのが申し訳なかったですが…> <
制作の進め方のコツ
僕の制作過程はこんな感じです。
- 主要パーツ入ったラフトラックをもらう
- 構成を決めて、修正依頼
- (音色や修正の微修正)
- 完成
主要パーツ入ったラフトラックをもらう
僕の場合は、まず曲始まりです。
まずはラフでいいので、曲をもらってから作品作りを開始します。
ラフ音源には「間奏」「サビ」「ラップ」「ブリッジ」など何パターンか入れてもらい、それをこちらでつぎはぎしながら1曲の構成を決めさせていただきました。
構成を決めて、修正依頼
構成が決まったら、構成を依頼者に伝えなければなりません。
僕は極力認識相違がないように、このようなエクセル表でまとめておりました。
<例)北アメリカラップ構成>
セクセルの構成表原本、もし参考にしたい方いれば、こちらからご自由にダウンロードしてください。
これ以降は、微修正のやりとりが何回かあるか(ないか)で完成です。
納品のコツ
納品は以下でお願いしていました。
- インスト音源(2mix)wav形式
- パラデータwav形式
やりとりはmp3形式ですが、納品はwav形式でもらっています。
音楽配信とかだとやっぱりwav形式なので…
万が一何かあった時、他の方でも対応できるようにパラデータ(各音色毎に分かれたトラファイル)でも納品依頼してました。
結構容量が重くなって申し訳なかったですが、やはり必要だったのでお許しください…
まとめ

いかがでしたでしょうか?
テクノロジーの発達もあり、1億総クリエイター社会になっています。
自分ができないことは、他の才能ある方に簡単に発注できますので、上手く活用するのもアリかと思います^^
僕は、他の方々の力を借りてできた作品がこんなにあります^^
<#教科書のラップ化 中1作品>
1人でも多くの方が、素晴らしい作品を作って、みんなが元気になる社会がつながると最Co.!!です^^
最後までご愛読いただき、ありがとうございました。
コメントを残す